Nikov’s blog

思考の整理 @NyoVh7fiap

「発達障害者は天才」という流言

発達障害者は天才」

 

発達障害者は特別な才能がある」

 

という形でメディアに取り上げられることがあります。

 

語弊を恐れずにいうと、これは大きな間違いです。

 

正しくは、

 

「天才が、発達障害だった」

 

「特別な才能のある人が、発達障害だった」

 

です。

 

たしかに、発達障害や特性を持つ人が、音楽的センスや美術的センスに秀でている場合はあります。

 

それは、細部に集中しやすい面や、こだわりの強さ、ひとつのことに没頭しやすい特性、情報の取捨選択の仕方が、社会的に承認される形で力を発揮できた場合です。

 

ただ、そのかげには、その特性ゆえに苦しんでいる人が埋もれるほどいます。

その人たちにはスポットはあたりにくい現実があります。

適切に福祉や医療につながらず、二次障害に苦しみ、周りからは努力不足と言われて、ギリギリの生活を強いられている人も多くいます。

 

発達障害者は特別な才能を持っているから、社会にとって尊重されるべきだ」

 

という論調は、某議員の発した

 

LGBTは生産性がない」

 

という思考と裏表です。

 

 

生産性があろうとなかろうと、センスがあろうとなかろうと、天才だろうと凡人だろうと、そこにその人が生きている事実に変わりはありません。

 

発達障害の人たちに、その力を発揮している人たちに、スポットをあてることは否定したくはありません。

 

ただ、スポットの当て方を間違えると、「無意識の差別意識」によって、さらに排除される人がいるということを、私たちは忘れてはいけないと思います。